[ソウル 20日 ロイター] – 北朝鮮は20日、韓国が北朝鮮の兵器開発を邪魔していると非難するとともに、追加制裁によってミサイル開発を止めることはないと表明した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が、金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正氏の声明を伝えた。

与正氏は声明で、偵察衛星の開発は「北朝鮮の安全保障に直結する喫緊の優先事項」だと表明。韓国は北朝鮮に追加制裁を科そうと国際社会に必死に求めているとした上で、「われわれの存続と発展の権利が脅かされている状況で、われわれは既に繰り返されてきた制裁をどうして恐れ、立ち止まるだろうか」と述べた。

北朝鮮は19日、偵察衛星の開発に関する「重要な最終段階」の実験を18日に実施したと発表した。