[ワシントン 14日 ロイター] – トランプ前米大統領は14日、フロリダ州の自宅で「機密」と書かれたフォルダーが見つかり、このフォルダーの提出を求める召喚状を受け取ったとの報道について、フォルダーの中身は空だったと釈明した。

CNNが複数の関係筋の情報として伝えたところによると、トランプ氏の法律チームは昨年12月から今年1月にかけて、「機密」と書かれた空のフォルダーのほか、機密扱いの文書や側近のノートパソコンと小型メモリーを米検察当局に提出した。

これとは別に、ガーディアン紙は検察当局が1月に空のフォルダーの提出を求める召喚状を送ったと報道。フォルダーはトランプ氏が雇った調査員がフロリダ州の自宅で見つけたもので、昨年の米連邦捜査局(FBI)の捜索では発見されなかったという。

ABCニュースによると、1月には機密扱いの文書1点も提出された。

トランプ氏はこれについて、フロリダ州の自宅にフォルダーを保管していたが、中身は空だったとソーシャルメディアに投稿。同氏の弁護士はCNNに対し、ホワイトハウスの手続きに問題があり、トランプ氏の法律チームが「直ちに」追加の資料を提出したと述べた。

弁護士によると、空のフォルダーはトランプ氏の寝室にある「睡眠の妨げになる」固定電話のプルーライトを遮断するために使われていたが、すでに返却したという。