- 検索エンジン「Ｂｉｎｇ」にＡＩチャット機能を追加して試験
- 試験に参加したユーザーの71％がＡＩによる回答内容を支持
米マイクロソフトは、人工知能（ＡＩ）を新たに搭載した自社検索エンジン「Ｂｉｎｇ（ビング）」の初期試験の結果を公表した。試験は169カ国余りのユーザーを対象に１週間行われた。
同社は15日のブログ投稿で、試験に参加したユーザーの71％がＡＩによる回答内容を支持したと説明。チャット機能の追加により、ユーザーがより深く引き込まれることが示されたと付け加えた。さらに、ユーザーは特定の事柄への質問だけでなく、世界の事象全般に関する知識獲得や社会生活におけるエンターテインメントといった面でも、チャット機能付きのビングを活用しているとした。
マイクロソフトは、米新興企業オープンＡＩが手掛けるチャットボット「ChatGPT（チャットＧＰＴ）」で利用された言語モデルを修正・改良したものをビング向けに使用している。マイクロソフトはオープンＡＩに100億ドル（約１兆3400億円）追加投資して関係を深める方針。
マイクロソフト、ChatGPTのオープンＡＩに複数年で100億ドル投資 (3)
原題：Microsoft’s AI Chatbot Finds Early Success in Bing Searches（抜粋）
