[北京 4日 ロイター] – 中国は4日、マッカーシー米下院議長に対し、台湾の蔡英文総統と会談すれば「悲惨な過去の過ちを繰り返す」と警告し、会談を取りやめるよう求めた。外遊中の蔡氏は5日、米国での「乗り継ぎ」の際にマッカーシー氏と会談する予定。

在ロサンゼルス(LA)の中国総領事館は声明で、乗り継ぎとの主張は「虚偽」で蔡英文は「政治的なショーを行う」ために公式な交流を行っていると主張した。

マッカーシー氏がどのような立場で蔡氏に会ったとしても、中国国民の感情を大きく傷つけ、台湾分離主義勢力に深刻な誤ったシグナルを送り、中米関係の政治的基盤に影響を与えると述べた。

「地域の平和、安全、安定に寄与するものではなく、中米両国民の共通の利益にはならない」とした。

マッカーシー氏は先に台湾を訪問したペロシ前下院議長の失敗からの教訓を無視し、「台湾カード」を使うことに固執していると指摘した。

「マッカーシー氏は間違いなく悲惨な過去の失敗を繰り返し、中米関係をさらに悪化させるだろう。共通の敵を持ち民族の団結を支える中国人民の強い意志と決意を強めるだけだ」と述べた。

中国は動向を見守るとともに、国家主権と領土保全を断固として強力に守ると述べた。

台湾外交部(外務省)は4日の声明で、中国が台湾を支配したことはなく、不満を述べる権利はないと指摘した。

中国は最近、蔡英文の外遊を批判しているが、「ますます不条理になっている」とし、「権威主義的な政府が拡大を続け、強制力を強めても、台湾は引き下がらない」と強調した。