[東京 25日 ロイター] – 岸田文雄首相は25日、新しい資本主義実現会議であいさつし、生成AI(人工知能)について、活用の仕方によっては人手不足への対応など労働生産性の向上が期待されるとし、「産業側での利活用に向けた課題の洗い出しと開発の促進などの環境整備を進める」と述べた。

岸田首相は10日、対話型AI「チャットGPT」を開発した新興企業「オープンAI」のサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と意見交換を行った。首相は25日のあいさつで、プライバシー、著作権の扱い、国際的なルール作りの必要性についてアルトマン氏と議論したと明らかにした。