[東京 28日 ロイター] – 経済産業省は28日、韓国を輸出管理で優遇する「グループA」(旧ホワイト国)に再指定するにあたり、政令改正案について意見募集の手続きを開始すると発表した。期限は5月31日まで。

経産省は、韓国の産業通商資源部との間で輸出管理政策対話を実施。このなかで、韓国の輸出管理の体制や運用の状況、実効性について、厳格な検証を行った結果、日本と同水準の実効性を確認した、としている。

日本は2019年8月に韓国を安全保障上の重要性に応じ個別許可が必要なグループBに格下げし輸出管理を厳格化していた。

韓国は24日、先行して日本を輸出手続きを簡素化できる「ホワイトリスト(輸出審査優遇国)」に復帰させた。

日韓関係は2018年、元徴用工問題を巡って韓国最高裁が日本企業に賠償を命じる判決を出したことで悪化。日本は19年に、韓国をホワイト国から除外した。