[ソウル 19日 ロイター] – 韓国の情報機関・国家情報院は19日、今月上旬に北朝鮮から逃れた脱北者について、同国の厳しい新型コロナウイルス規制が脱出を決断した理由だったと発表した。

韓国の聯合ニュースによると、10人近くの北朝鮮人グループは5月6日夜に船で黄海の北方限界線を越えた。

国家情報院はロイターに対し、聯合ニュース報道を確認した上で「脱北者らは『韓国のテレビを以前見て、韓国社会に憧れていた』と証言している。その後はコロナで社会統制が厳しくなり、彼らは北朝鮮の体制に嫌気がさした」と明らかにした。

脱北者の身元が明らかになり、北朝鮮にいる家族の安全が損なわれる懸念があるとして、詳細な説明は避けた。

コロナ流行時に北朝鮮が国境管理を厳しくしたため、韓国への脱北者数はここ数年激減。韓国統一省によると、コロナ流行前の2019年には1047人だったのに対し、昨年はわずか67人だった。