[ワシントン 19日 ロイター] – 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、韓国の現代自動車の電気自動車(EV)「アイオニック5」を巡り、バッテリー充電の問題に関連した走行中のパワーロス(動力損失)について4万台の調査を行っている。

NHTSAの予備調査の対象は、消費者から加速力が失われたとの苦情30件が寄せられた2022年式の車両。多くの消費者が運転中に大きな音に続いてダッシュボードに警告が表示され、すぐに加速力の低下や完全損失というパワーロスを経験したと報告しているという。

NHTSAによると、現代自動車の説明からこの不具合はEV本体と低電圧バッテリーの両方に動力を供給する統合充電制御ユニット(ICCU)に関連していることが判明した。

現代自動車は19日、7月にサービスキャンペーンを開始し、影響を受ける車両のソフトウエアをアップデートし、必要に応じてICCUを交換すると発表した。