[北京 3日 ロイター] – 中国外交トップの王毅・共産党政治局員は3日、山東省青島で開かれたフォーラムで、中国、日本、韓国は協力に向けた再編成の明確なシグナルを送り、「いじめと支配という威圧」に抵抗する必要があると述べた。

米国が同盟国である日本や韓国と緊密な関係を築き、中国の影響力拡大に対抗する動きにくさびを打ち込もうとしているとみられる。

フォーラムは、中日韓3カ国の合意で設立された機関「日中韓三国協力事務局」が主催した。

王氏はフォーラムで3カ国の協力関係を活性化させる取り組みについて語った。

中国外務省の発表によると、「戦略的自主性の感覚を育み、地域の統一と安定を維持し、冷戦思考の復活に抵抗し、いじめや支配の威圧から自由になる」よう呼びかけた。

米国を名指ししなかったものの「域外の特定の主要国」が、地理的な利益を追求するとともに、統一を分裂に置き換えようとしていると指摘し「このような傾向の助長を許せば、3カ国の協力関係の円滑な進展に深刻な支障をきたすだけでなく、地域の緊張と対立を高めることになる」と述べた。

対話と協議を通じて紛争を解決し、地域を戦争に巻き込むような言動に反対する必要性を強調した。

また、自由貿易区に関する協議を加速させ、近隣諸国間の貿易を自由化、円滑にする取り組みを呼びかけた。

一方、東京電力福島第1原発処理水を海洋に放出する計画については、海洋生態系と人々の安全に影響を及ぼすとして反対の姿勢を改めて示した。