[ブリュッセル 6日 ロイター] – 気象情報を分析する欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスは6日、6月は世界各国で記録的な暑さとなり、同月の過去最高気温を大幅に更新したと明らかにした。

コペルニクスによると今年6月の平均気温は1991─20年の6月平均を0.5度上回ったという。

インドやイラン、カナダなどで平均を上回る気温が続き、メキシコでは猛暑で6月に100人以上の死者が出た。中国の北京市も同月の最高気温を記録した。

気候変動や南米ペルー沖の海水温が上がる「エルニーニョ現象」が発生したことが背景にあると専門家は指摘する。

海水温も6月としての最高を更新し、アイルランドやイギリス、バルト海周辺で異常な海洋熱波が記録されたという。