• 34年ぶり円安を再び更新、テスラ人員削減、米企業の業績見通し
  • アップルをトップピックに指定、ヘッジファンドが株買い再開

今春に米国スポーツシーンで最大の注目を集めたのは、女子バスケットボールのスター、ケイトリン・クラーク選手。大学バスケで男女通じて最多得点記録を更新した同選手はドラフト1位指名で女子プロバスケのWNBA入りします。しかし、そんな国民的スターでも1年目の年俸は約7万6500ドル(約1180万円)。多額のスポンサー収入が見込めるとはいえ、NBAの最低年俸が約100万ドルであることを考えると男女格差は歴然。クラーク旋風はそんなガラスの天井を突き破る起爆剤になるか。3週間後に開幕するWNBAレギュラーシーズンに注目が集まります。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

155円意識

ニューヨーク外国為替市場で、円相場は一時1ドル=154円80銭台に下落。34年ぶりの円安・ドル高を再び更新した。市場では、日本銀行が25-26日に開催する金融政策決定会合に向けて政策への関心が高まっている。BoFAセキュリティーズのアナリストは「日銀は無担保コール翌日物金利を0-0.1%に据え置く」と予想。植田総裁は19日、緩和的な金融環境が当面継続すると発言しており、政策変更は見込まれていないが、円安の物価への影響など追加利上げに関する見方や、国債買い入れの減額についての見解が注目されている。 

人員削減

テスラは人員削減の一環として、米国のマーケティングチームを廃止した。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が約1年前に打ち出した宣伝広告の活用を受けて結成された部署だった。この件に詳しい複数の関係者が明らかにした。現在実施されている人員削減で、シニアマネジャーのアレックス・イングラム氏率いる約40人の米国「成長コンテンツ」チームが廃止された。情報の部外秘を理由に匿名を条件に語った関係者によると、カリフォルニア州ホーソーンにあるテスラのデザインスタジオでも大幅な削減が行われた。

意見割れる

 米企業が今年の業績について力強い見通しを示せるかどうかを巡り、ウォール街大手銀行の株式ストラテジストの間で意見が分かれている。モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は、2024年から25年にかけて景気が力強さを増し、利益の伸びが改善するとの見通しを示した。一方、JPモルガン・チェースのストラテジスト、ミスラフ・マテイカ氏は、インフレやドル高、最近の地政学的緊張の高まりが見通しを曇らせていると主張する。

アップルを指定

米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、米アップルを2024年のトップピックに指定した。近く発表される決算への楽観や中長期的な見通しの明るさを理由としている。アナリストのワムジ・モハン氏はアップルについて、「業績に寄与する要素が数多く見込まれることと、ディフェンシブなキャッシュフロー」を挙げた。同氏のアップル株の投資判断は「買い」、目標株価は225ドルとしている。アップルは来週、1-3月(第2四半期)の決算を発表する予定。

株買い再開

ヘッジファンドは世界的な株買いを再開しつつあり、全般的な市場のボラティリティーにも動じず、約2カ月ぶりの速いペースでテクノロジー株を買い進めていると、ゴールドマン・サックス・グループのトレーディングデスクが分析した。先週は新規のロングポジションがショートポジションを上回ったほか、個別銘柄は過去1年余りで最大の買い越しになったと、同デスクはリポートで指摘。それより前に売り越しが3週間続いた後、センチメントが強気に転じているとの見方を示した。

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