黒木健太朗

 【キャンベラ=黒木健太朗】高市首相は3日夜、ベトナムに続く第2の訪問国となるオーストラリアに到着した。4日に首都キャンベラでアンソニー・アルバニージー首相と会談し、サイバー分野での連携枠組みや安全保障協力強化、経済安全保障分野などを巡る共同文書を発表する方向で最終調整している。

 日本政府関係者によると、4日の会談では、レアアース(希土類)を含む重要鉱物のサプライチェーン(供給網)の強靱化に加え、イラン情勢の緊迫化を踏まえたエネルギー分野について協議する。日本が輸入の多くを豪州に依存する液化天然ガス(LNG)や、日本から輸出する石油関連製品などの安定供給に向けた双方の協力に関しても確認する方向だ。

 サイバー分野では、日豪間の戦略的サイバー・パートナーシップを文書で確認する方向となった。サイバー防御は安全保障面で重要性を増しているためで、政府機関や重要インフラ(社会資本)などに関する脅威への対応について、2国間や多国間で協力を深める方向性で一致する見通しだ。