• 何ら非のない個人や企業、国家を解放することが目的-トランプ氏
  • イランと「非常に前向きな協議」、先の懐疑的な姿勢から一転
トランプ米大統領
トランプ米大統領Photographer: Jim Lo Scalzo/EPA

Maria Paula Mijares Torres

トランプ米大統領は3日、イラン戦争に関与していない一部の船舶を対象に、4日からホルムズ海峡を脱出できるよう誘導を開始すると述べた。

  「今回の船舶の移動は、何ら非のない個人や企業、国家を解放することを目的としたものであり、彼らは現在の状況の犠牲者だ」とソーシャルメディアへの投稿で述べた。

  その上で「この人道的プロセスが何らかの形で妨害される場合、遺憾ながら断固とした対応を取らざるを得ない」と続けた。

  また、米国の代表団がイランと「非常に前向きな協議」を行っており、「全ての関係者にとって非常に明るい結果」につながるかもしれないと述べたが、詳細には言及しなかった。

  これに先立ちトランプ氏は、イランが提示した最新の和平案について、自身を満足させるには不十分な可能性があるとして懐疑的な見方を示していた。

  イランは戦争終結に向けた14項目の提案について、仲介役であるパキスタンを通じて米国からの回答を受け取り、現在検討している。バガエイ外務省報道官の発言として同国のテレビが報じた。

  トランプ氏は「プロジェクト・フリーダム」と呼ばれる今回の取り組みの支援対象について、多数の乗組員を抱え、安全な通過を待つ間に食料やその他の必需品の不足に直面している船舶だと述べた。

  海上輸送の要衝であるホルムズ海峡の実質封鎖により、エネルギー価格は急騰している。米国ではガソリン価格の値上がりが続いており、ホワイトハウス内では、11月の中間選挙で共和党が大敗するシナリオへの懸念が強まっている。

  ホルムズ海峡問題は依然として、膠着する米・イラン協議で主要な争点となっている。イランが同海峡を事実上封鎖した後、米国はイランの港湾に対して海上封鎖を実施。イランの原油輸出収入を断ち、経済的に追い込むことを狙っている。  

原題:Trump Says US to Help Some Ships Exit Hormuz Starting Monday (1)(抜粋)