- 海峡の「見えない守護者」、対艦巡航ミサイル発射能力も-タスニム
- トランプ氏、米軍による船舶誘導の再開を検討と表明

イランは米国との和平協議が行き詰まる中、ホルムズ海峡の「見えない守護者」として小型潜水艦を配備したと表明した。タスニム通信が報じた。
報道によると、イランのガディール級潜水艦はペルシャ湾向けに特化して設計された。全長29メートル、排水量は115トンと小型で、対艦巡航ミサイルの発射能力も持つという。
国際戦略研究所(IISS)によると、イランはガディール級の小型潜水艦を少なくとも16隻保有している。各艦の乗員は10人未満で、魚雷2発、または中国が設計した対艦巡航ミサイル「C-704」2発を搭載できる。
ただ、匿名を条件に語った関係者によると、これらは現代の潜水艦の多くと比べて騒音が大きい。乗員の経験も限られており、艦艇には整備上の問題があることも知られているという。
一方、トランプ米大統領は、米軍によるホルムズ海峡の船舶誘導再開を検討しているとFOXニュースに語った。
イランが潜水艦を効果的に配備する上で、地理的条件が一つの課題となる。ホルムズ海峡の水深は最深部でも約100メートルにすぎず、ペルシャ湾もそれほど深くない。このため、潜水艦が停止していても探知されやすく、潜伏は難しくなる。
タスニム通信によると、ガディール級は同海峡とその浅い水深向けに「特別に設計」されている。
小型潜水艦は通常、沿岸防衛に用いられる。長距離航行に必要な持久力を持たず、大型艦ほど深く潜航できないためだ。イランの小型潜水艦は国産で、2005年に生産が初めて公式に発表された。
関係者によると、ガディール級は北朝鮮の設計を模倣したものだという。
原題:Iran Says It’s Deployed Deep-Roaming Submarines in Hormuz Strait、Iran Says It’s Deployed Mini Subs in Contest to Control Hormuz(抜粋)