
[ワシントン/モスクワ 5日 ロイター] – トランプ米大統領は5日、ロシア東部シベリアのイルクーツクにあるペスト研究機関で研究員1人が原因不明の状況で体調を崩して死亡した問題を受け、米国としてロシアを支援する考えを示した。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、この問題について「ロシアにとって大きな問題だ。彼らがそうした事態に直面しているのを見るのはつらい。ペストは深刻な病気だ」とし、「支援する。こうした問題を抱える国があれば、われわれはいつでも支援する用意がある」と述べ、米国として可能な限りロシアを支援する考えを表明した。
トランプ氏はこれまでも、ロシア・ウクライナ戦争を巡る緊張関係にもかかわらず、ロシアのプーチン大統領は協力可能な相手との認識を示している。
ルビオ米国務長官はこの日の朝、欧州歴訪に出発する際に記者団に対し「この件を注視し、監視している」とし、「警戒が必要な事態とは考えていないが、引き続き状況を見守っていく」と述べていた。
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ロシアでは、イルクーツクにあるシベリア・極東ペスト対策研究所で研究員1人が体調を崩して死亡。死亡した研究員は28歳の女性とされており、どこでどのように体調を崩したのか報道が錯綜しているが、当局は死因は肺炎だったと説明している。研究員の死亡を受け、ロシア当局は数十人を隔離した。
ソーシャルメディア上で女性研究員が生きた細菌が入った試験管を落としたとのうわさが広がったことに関連し、ロシア連邦消費者庁(ロスポトレブナドゾル)は、研究所内で病原体の取り扱いに関する事故の証拠は確認されていないと国営メディアを通して説明。連邦消費者庁のポポワ長官は緊急会合に出席するため、週末にシベリア入りした。
ソーシャルメディアでは公衆衛生上のリスクへの懸念が広がっているが、当局は5日、状況は管理下にあるとの認識を示している。