日本経済への影響懸念=官民で米に再考要請-輸入制限

 これに関連しユンケル欧州委員長は同日、ドイツで記者団に対し、検討対象には「ハーレーダビッドソン(の大型二輪車)やリーバイスのジーンズ」も含まれると述べ、米国を代表するブランドを標的にする可能性を示した。トランプ氏が署名し輸入制限が確実になれば、EUは来週にも対象製品を加盟各国に提示し、報復措置の手続きに入る。対象には鉄鋼製品のほか、鉄鋼以外の工業品、農産品が含まれ、25%程度の輸入関税が検討されている。

ユンケル氏は1日、米国による輸入制限は「米国内産業を保護するための露骨な干渉だ」と非難。「断固たる対応を取る」として、署名されれば数日以内に対抗措置を講じる考えを示していた。