• 9日は一時10%値下がり-日米で仮想通貨交換業者への規制強まる
  • バイナンスでの事件やマウントゴックス関連の売りも影響

仮想通貨ビットコインが9日、再び下げ足を速め、週ベースの下落率が20%を超えた。香港時間同日午後3時43分(日本時間同4時43分)現在、ビットコインは6.1%安の8758.09ドル。一時は10%下げた。

今週の下げの背景には、日米などでの仮想通貨交換業者に対する規制の強まりのほか、取引所大手バイナンスで顧客の仮想通貨が許可なく売却されたことなどがある。また、破産した仮想通貨交換業者、マウントゴックスの管財人を務める小林信明弁護士は7日、破産財団に属するビットコインとビットコインキャッシュ約430億円相当を昨年9月下旬以降に売却したことを明らかにした。債権者への弁済のため、さらなる放出を検討している。