18日、モスクワ中心部の投票所で投票するプーチン大統領(タス=共同)
18日、モスクワ中心部の投票所で投票するプーチン大統領(タス=共同)

 ロシア大統領選は18日、即日開票され、中央選管によると、現職のウラジーミル・プーチン大統領(65)が開票率50%の段階で75・00%を得票し、通算4選を確実にした。プーチン氏は同日夜、モスクワ中心部で支持者を前に演説し「選挙結果は高い信頼の表れだ」と述べ、勝利宣言した。

プーチン氏は、強い指導者の下での「大国ロシア復活」を主張。国民は、ソ連崩壊後の社会混乱から安定と経済発展をもたらした実績と指導力を評価した。有力な対抗候補が不在の中、プーチン氏は国民の高い信任を受けた大統領として2024年までの政権運営に当たる。

一方で、新たな任期を満了すればほぼ四半世紀に及ぶ長期支配のほか、汚職や腐敗の蔓延(まんえん)、経済低迷に対する国民の視線は厳しく、悪化が著しい欧米諸国との外交関係の改善も課題となる。(共同)