[ニューヨーク 24日 ロイター] –
30年債(指標銘柄)
17時04分 96*15.50 3.1833% 、前営業日終値 97*07.50 3.1430%
10年債(指標銘柄)
17時05分 97*28.50 2.9995% 、前営業日終値 98*03.50 2.9730%
5年債(指標銘柄)
16時52分 98*16.00 2.8278% 、前営業日終値 98*17.25 2.8190%
2年債(指標銘柄)
17時05分 99*18.50 2.4746% 、前営業日終値 99*18.50 2.4740%

清算値 前日終値 コード
Tボンド先物6月限 142*17.00 142*31.00
Tノート先物6月限 119*10.50 119*10.50

米金融・債券市場は、国内景気が底堅さを見せる中、10年債利回りが4年強ぶりに3%を突破した。この日公表された4月の米コンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数や、3月の新築住宅販売戸数が底堅さを示し、今後数四半期も経済成長が続くという見方が強まった。

10年債利回りが一時3%を突破したことで、米国株式市場の下落に拍車が掛かり、主要3指数が1%超下落した。市場関係者の1人は「低金利環境の恩恵を受けてきた他の資産には好ましくない方向に進みつつある」と指摘した。10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇して2.994%。
一時は2014年1月以来の高水準となる3.003%を記録した。2年債利回りは2.500%と08年9月以来の水準まで上昇する場面があったが、直近では0.4bp低下して2.470%。

10年債利回りの急上昇がどの程度進むのか、市場は見極めきれないでいる。仮に3.25%以上に上昇すれば、投資家が株式などのリスク資産から米国債に振り向ける資金を増やす可能性がある。現行水準にとどまれば、現在の資産配分を維持する公算が大きくなるとみられている。

米財務省が行った320億ドルの2年物確定利付債入札は需要がさえず、最高落札利回りは2.498%と、08年7月以来の高水準だった。25日に350億ドルの5年債と170億ドルの2年物変動利付債(FRN)債入札、26日は290億ドルの7年債入札を予定する。