• ドル指数は週間では0.5%安-2カ月で最大の下げ
  • ドルは対円で一時109円80銭まで下げ、21日移動平均を割り込む

22日のニューヨーク外国為替市場では、リスク選好の回復や原油価格の急伸を背景にドルが下落。ブルームバーグのドル指数は週間ベースで2カ月ぶりの大幅な下げとなった。この日はトランプ米大統領がツイッターへの投稿で、欧州連合(EU)から輸入する自動車全てに20%の関税を賦課する可能性に言及したことから、リスク選好の動きは一時的に弱まる場面もあった。

ブルームバーグ・ドル・スポット指数は3日連続での低下となった。主要通貨で上げが目立ったのはオーストラリア・ドルとニュージーランド(NZ)ドル。豪ドルは原油と金の価格上昇が支えとなった。ただ週間では安全通貨が大きく上げ、スイス・フランは約1%高と、週間ベースとしては2月以降で最大の値上がり。

ニューヨーク時間午後4時45分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%低下。週間では0.5%の下げとなった。ユーロはドルに対してこの日0.5%高の1ユーロ=1.1658ドル。ドルは対円で0.1%未満下落の1ドル=109円96銭。

トランプ大統領は米国製品に対する関税や他の貿易障壁をEUが「早急に」取り除かない場合、域内から輸入する全ての自動車に20%の関税を賦課する考えを示した。このツイートの前には、ユーロは1.1670ドル付近だったが、ツイート後に1.1620ドル付近まで上げを縮小した。またドルは対円で一時109円80銭まで下げ、21日移動平均を割り込む場面があった。米10年債利回りは2.90%を割った。

トランプ大統領のこのツイートでもリスク選好は完全には失われず、株と原油は堅調を維持した。ただ株式相場に関しては、取引終了間際に上げを大きく縮めた。

ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)はこの日、6%近い上げとなった。石油輸出国機構(OPEC)が合意した増産は控えめな規模にとどまり、供給過剰になるとの懸念が和らいだ。

欧州時間の取引

欧州時間にはユーロが1週間ぶり高値に上昇。ユーロ圏の総合購買担当者指数(PMI)速報値が市場予想に反して上昇したことから、ショートスクイーズが誘発された。その前に発表されたフランスの総合PMIも市場予想を上回った。

原題:Dollar Set for Worst Week in 2 Months as Oil Surges: Inside G-10(抜粋)
Euro Extends Rebound as Dollar Longs Take Profit: Inside G-10