• 英国が合意なしにEU離脱すれば「生産に深刻な混乱と障害」
  • エアバスは英国内で1.4万人雇用、サプライヤー4000社抱える

欧州の航空機メーカー、エアバスは英国が欧州連合(EU)から合意なしで離脱する場合、英国から投資を引き揚げることもあり得ると言明した。EU離脱問題を巡り、これほど厳しい警告を発したのは主要企業ではエアバスが初めて。

エアバスは21日遅くの発表文で、EUの単一市場と関税同盟から英国が移行期の合意もなく離脱すれば、「英国の生産に深刻な混乱と障害」が発生することになるだろうと指摘。その場合は「英国の投資と長期的に考えていた拠点」を見直さざるを得ないと表明した。

英ブロートン工場ではエアバス「A350」型機の翼が生産されている
フォトグラファー:Matthew Lloyd / Bloomberg

エアバス商用機部門のトム・ウィリアムス最高執行責任者(COO)は電子メールで配布した発表文で「これがエアバスにとっての新たな現実だ」とし、「簡潔に言えば、合意なしのEU離脱は英国におけるエアバスの将来を直接脅かす」と述べた。

エアバスは英国25カ所で計1万4000人を雇用しているほか、4000社余りのサプライヤーを抱え、同国内のサプライチェーンで10万人以上の雇用を支えている。

原題:Airbus Warns U.K. Investment in Danger in No-Deal Brexit (1)(抜粋)