[ニューヨーク 26日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが3週ぶりの安値水準を付けた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が引き続き「忍耐強く」利上げに対応すると再表明した。 パウエル議長の上院銀行委員会での証言中、ドルは当初じり高で推移したが、質疑応答に入ると下落した。 

コンファレンス・ボード(CB)が公表した2月の米消費者信頼感指数が131.4と、前月の121.7(上方修正)から9.7ポイント上昇したことも序盤のドル高を支えた。 

キャピタル・エコノミクス(ロンドン)のシニア米国エコノミスト、アンドリュー・ハンター氏は「今回のサイクルでFRBが再び利上げする可能性は低い」と指摘。「ここ数週間で金融情勢が緩和したのは事実だが、12月のひどい小売売上高や鉱工業生産および耐久財受注の低迷など国内経済が減退しているという明確な兆候が現れている」と述べた。 

ハンター氏はまた、米経済が年内に一段と鈍化すると予想。これによりFRBが2020年初旬までに利下げを再開する可能性があるとした。 

午後の取引で、ドル指数.DXYは0.4%安の96.002。一時95.971と3週ぶりの安値を付けた。 一方、ユーロ/ドルEUR=は0.3%高の1.1393ドル。ドル/円JPY=は0.4%安の110.57円。 

米商務省が26日発表した18年12月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比11.2%減の107万8000戸と、16年9月以来の低水準に落ち込んだが、堅調な米消費者信頼感指数が相殺した。 

メイ英首相が欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)期限の延期を検討しているとの報道を受け、リスクセンチメントが改善し、ポンドGBP=が上昇。終盤では1.3%高の1.3270ドルとなった。 

ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「ブレグジット期限が延期されたり、合意なきブレグジットの可能性が排除できれば、楽観的な見方をもたらし、ポンドが上昇するだろう」と述べた。 

ドル/円 
NY午後4時 110.56/110.58 
始値 110.86 
高値 110.89 
安値 110.43 

ユーロ/ドル 
NY午後4時 1.1390/1.1395 
始値 1.1362 
高値 1.1402 
安値 1.1346