[ニューヨーク 1日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、ISM製造業統計が持ち直したことを受けてドルが買われ、対ユーロで3週間ぶりの高値を付けた。またポンドGBP=も値上がりした。 

3月のISM製造業景気指数は55.3と、2016年11月以来の低水準だった前月の54.2から上昇し、市場予想の54.5もわずかに上回った。生産、新規受注、雇用など全てが上昇した。一方、2月の小売売上高は前月比0.2%減と、市場予想の0.3%増に反してマイナスに転じた。1月の数字は当初発表の0.2%増から0.7%増へ上方改定された。 

ドルは小売売上高を受けて一時的に値下がりしたものの、ISM統計発表後に値を戻した。 

ウエルズファーゴ(ニューヨーク)の為替ストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「小売売上高は全般的に悪材料だったが、1月分が上方修正されたことはやや救いだった」と述べた。 

ユーロ圏の3月消費者物価指数(HICP)速報値は前年比1.4%上昇と、前月(1.5%上昇)から鈍化。欧州中央銀行(ECB)が注目するコアインフレ(エネルギー、未加工食品を除く)の伸びも前年比1.0%と前月(1.2%)から鈍化した。 

また、中国の3月製造業購買担当者景気指数 (PMI)は50.8と8カ月ぶりの水準に上昇し、拡大・縮小の分岐点となる50を4カ月ぶりに上回った。統計を受け豪ドルAUD=D4など資源通貨が買われた。 

ドル/円 
NY終値 111.34/111.37 
始値 110.94 
高値 111.44 
安値 110.83 

ユーロ/ドル 
NY終値 1.1212/1.1214 
始値 1.1230 
高値 1.1245 
安値 1.1204