【ワシントン時事】米国務省は21日、各国の信教の自由に関する年次報告書(2018年)を発表した。中国に関する章に少数民族ウイグル族らが居住する「新疆ウイグル自治区」に関する項目を新設し、同地での信教の自由侵害への懸念を特筆した。トランプ政権は、人権問題で中国への圧力を強めている。

中国、人権侵害批判に反論=新疆「反テロ」白書発表

 ポンペオ国務長官は記者会見で「中国共産党は創設以来、すべての信仰に対して敵意を示してきた」と批判。新疆の項目新設について「新疆での広範な宗教の自由の侵害を記録する取り組みだ」と説明した。