[ワシントン 8日 ロイター] – トランプ米大統領は8日、環境問題を巡る米政権の取り組みを称賛し、米国が大気汚染解消や二酸化炭素(CO2)排出量削減などで世界を主導できると語った。 

トランプ大統領は地球温暖化に疑念を投じ、大統領就任以降は環境保護に向けた規制の緩和に動いているものの、国内で高まる環境保護に対する関心を意識し、環境問題に関する演説を行った。 

トランプ大統領は「好調な経済は健全な環境を維持する上で不可欠」とし、「環境を改善、もしくは経済を促進させるために米国民を罰することは正しい方法ではない。このような破綻したアプローチを拒否したことで、良好な結果を目にしている」と述べた。 

環境保護団体のエンバイロンメンタル・ワーキング・グループ(EWG)の広報は、この演説を「完全な幻想」と一蹴。「トランプ大統領ほど、環境や公衆衛生に敵対的なアジェンダを積極的に推進した大統領はかつていない」と主張した。