12日に行われた自民党の党大会は、高市カラー一色となった。反高市派と見られる読売新聞は「憲法改正や皇位の安定継承、強い経済の構築など『高市カラー』の政策を積極的に前に進める姿勢を鮮明にした」と伝えている。多少下がったとはいえ支持率は依然として高止まっている。これが国民の評価だろう。衆議院の3分の2を超える議席を獲得してもなお自民党内には、根強い反高市感情が渦巻いているようだ。その中心にいるのは旧来の派閥構造でいえば、岸田派や石破前政権を支持した党内左派グループだろう。バックにいるのは健全財政命の財務省だ。国民の生活を無視して健全財政を追求している。故森永卓郎氏はこうした状態を評して「ザイム真理教」と喝破した。岸田氏に至っては来年の9月に予定されている自民党総裁選への再出馬を目論んでいるとされる。高市批判の論点は大別すると2つある。積極財政と政治家としての立居振舞だ。中でも飲み会や派閥活動を拒絶する“群れない”性格が嫌われているようだ。

高市批判の状況をGeminiに聞いてみた。プロンプトは「自民党内における最近の高市総理に対する批判の状況を教えて」とした。要因は2つあるとの回答。1つは 「チーム力の弱さ」と調整役の不在。2つ目は「積極財政」への警戒感とある。「 ベテラン議員や旧派閥の流れを汲む勢力からは、党内融和よりも自身の信条を優先するスタイルに対し、『独走状態にある』との批判が見られます」との回答。「重要な政策決定において事前に根回しがなされないため、突発的な反発を招きやすい『危うさ』が指摘されています」とも。想定した通りの回答だ。率直に言って自民党の体質は全く変わっていない。国家、国民の実態を無視して自分達に都合のいいムラ社会を優先している。積極財政については「財政再建を重視するいわゆる『財政規律派』の議員からは根強い批判があります。また、 国債発行への抵抗感が薄い姿勢について、『次世代へのツケを増やす』という懸念が消えていません」と。相変わらず旧態依然とした反高市派の発想。失われた30年の総括が全くできていない。

財務省との関係も聞いてみた。「(財務省は)財政の健全化を至上命題としており、無制限な歳出拡大には強い警戒感を持っています。高市氏の『積極財政』は、将来的な増税や財政破綻のリスクを招くものとして、水面下での抵抗が続いています」との回答。個人的には「財政健全化を追求することが将来の財政破綻を招くと」考えているのだが、こうした発想は依然としてかなりの少数派だ。財務省の教宣が日本中に広く浸透している結果でもある。政策決定のプロセス(主導権争い)についても質問してみた。「通常、自民党政権は財務省と緊密に連携(いわゆる「根回し」)して予算編成を行いますが、高市総理は官邸主導のトップダウンで政策を打ち出す傾向があります」。その通りだろう。だが国論を二分する政策を追求しようとすると、根回しすれば反対多数で実行できなくなるケースが多い。よくないとは思うが、総理主導で切り開くしかない。支持率が高い現状では支持基盤の薄い党を無視して突っ走るしかないだろう。主要メディアも無視するにしくはない。