【北京時事】中国商務省の高峰報道官は29日の記者会見で、9月上旬に予定されている米中の閣僚級貿易協議について、双方が話し合いによる調整を続けていることを明らかにした。両国による追加関税拡大の発動を9月1日に控え、協議の開催を危ぶむ声が出ていた。

 高報道官は「貿易戦争の激化には断固として反対する」と語り、協議と協調を通じて問題解決を図るよう呼び掛けた。一方、米国が計画する中国製品5500億ドル分への追加関税の税率引き上げには「強く抗議している」と強調、中止を求めた。