【パース時事】オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)などは23日、中国人スパイが豪州に亡命を求めていると報じた。中国のスパイ活動に関する情報が「手土産」という。

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 豪州は中国のさまざまな工作活動に反発、両国関係は冷え込んでいる。亡命を受け入れれば工作を裏付ける情報を大量入手できる一方、関係は一層悪化しそうだ。

 報道によると、亡命申請者は最近、情報機関「豪保安情報機構(ASIO)」に駆け込み、「一連のスパイ活動に参加した」と自白。香港にいる中国軍情報部幹部の身元や、香港、台湾、豪州での工作活動に関する情報を持ち込んだ。シドニーに滞在中で、帰国すれば処刑の恐れがある。