菅内閣発足

安倍・前総理大臣は辞任後、初めて公の場であいさつし、「菅総理大臣が立派にあとを継いでくれて安心している。一議員としてしっかりと政権を支えたい」と述べました。

自民党の安倍・前総理大臣は、28日夜、東京都内のホテルで開かれた出身派閥の細田派のパーティーに出席し、今月16日に総理大臣を辞任したあと、初めて公の場であいさつしました。

この中で安倍氏は、「体調のためとはいえ、任期を1年残して退陣せざるを得なくなったことは大変、申し訳ない思いだが、菅総理大臣が立派にあとを引き継いでくれ、本当に安心している」と述べました。

そのうえで、「だいぶ薬が効いて健康回復しつつあるので、一議員としてしっかりと菅政権を支えながら、日本のために、これからも頑張っていきたい」と述べました。

また、パーティーには菅総理大臣も招かれ、「新型コロナウイルスの感染拡大に加え、戦後最大のGDPの下落と、まさに未曽有の国難だ。感染拡大防止と社会経済活動の両立をしっかりやり遂げたい」と述べ、政権運営への協力を呼びかけました。

また、かつて派閥を率いていた森・元総理大臣もあいさつし、来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックについて、「コロナがあろうと無かろうと、どんなことがあっても必ずオリンピックは開かれる」と強調しました。