新型コロナ 経済影響

「Go Toトラベル」をめぐり、政府は、札幌市と大阪市について、知事の意向も踏まえ、新規予約を一時停止する措置の対象とする方針を固めました。近く、新たな措置の詳細を公表し、できるだけ早く実施に移すことにしています。

「Go Toトラベル」について政府は、新型コロナウイルスの感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入することにしています。

これについて、23日、北海道の鈴木知事が、札幌市を一時停止する措置の対象地域とせざるをえないという認識を示したほか、大阪府の吉村知事も、大阪市を一時停止の対象とするよう、国に求める考えを示しました。

政府は、こうした知事の意向も踏まえ、札幌市と大阪市について、新規予約を一時停止する措置の対象とする方針を固めました。

また、専門家から、東京都や愛知県でも、特に感染が拡大している地域があると指摘されていることから、政府は、知事と連携して感染状況を分析しながら、調整を進める方針で、近く、新たな措置の詳細を公表し、できるだけ早く実施に移すことにしています。

さらに、政府は、感染が拡大している地域に対しては、「Go Toイート」のプレミアム付き食事券の新規発行の一時停止のほか、飲食店への時間短縮や休業の要請の検討など、さらなる対策を促していく方針です。