[ワシントン 5日 ロイター] – イエレン米財務長官は5日、米長期国債利回りの上昇はインフレ懸念の高まりではなく、市場参加者がより強い回復を期待している兆しだという考えを示した。

PBSニュースアワーとのインタビューで、「米連邦準備理事会(FRB)が長期的な平均インフレ率として掲げる2%のインフレ目標を上回って物価が上昇すると市場が見込んでいるとは考えていない」と語った。

また、2月の米雇用統計より早いペースの雇用増加が必要と指摘。バイデン大統領の1兆9000億ドルの景気刺激策が実現すれば、来年までには完全雇用に到達できるとも述べた。