スイスの銀行クレディ・スイス・グループでは、年次株主総会の開催を控えて一部大株主が取締役メンバーの再任阻止に動く考えを表明している。同行を巡ってはアルケゴス・キャピタル・マネジメントに関連した損失の拡大で、経営トップに対する信頼が一段と低下している。

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  大株主の一つであるノルウェーの政府系ファンド(SWF)は、6人のメンバーで構成される取締役会の再任に反対票を投じる方針。ウェブサイトに掲載された投票に関する指示文書で明らかになった。取締役会メンバーには筆頭独立取締役のセベリン・シュワン氏、監査委員会トップのリチャード・メディングス氏、リスク委員会のトップ、アンドレアス・ゴッチャリング氏が含まれる。

  議決権行使助言会社の米グラス・ルイスも株主に対してゴッチャリング氏の再任反対を推奨。ハリス・アソシエーツは、リスク管理に不備のある段階全てで改善が必要だと主張している。

  クレディ・スイスの年次株主総会は今月30日に開催される。

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原題:Credit Suisse Top Holders Seek to Oust Directors Over Archegos(抜粋)