[ディアボーン(米ミシガン州)/ワシントン 18日 ロイター] – バイデン米大統領は18日、ミシガン州にある自動車大手フォード・モーターの電気自動車(EV)工場を視察し、自身が掲げる1740億ドル規模の関連予算の重要性を訴えた。

「われわれはEVの新しいペースを作り上げる」とした上で、2兆3000億ドル規模の野心的な雇用・インフラ投資法案の成立を目指すとともに、トランプ前政権が「近視眼的」に進めた自動車排ガス規制の後退を覆すと約束した。

また、米国はEV分野で中国の後塵を拝しており、「未来への競争をリードするのか、それとも遅れをとるかの岐路に立っている。それはEVとそれに搭載するバッテリーを米国内で製造するのか、それとも他国に依存するのかということだ」と語った。

フォードはベストセラーの「F―150」ピックアップトラックのEV版を発表する予定で、米国が内燃エンジン車からEVに移行する上で鍵になると位置付けられている。