2時間前更新米民主党のペロシ下院議長は、2022年の北京冬季五輪を巡り、選手団以外の外交使節の参加を見送る「外交的ボイコット」を実施するよう呼び掛けた。写真は18日、ワシントンで撮影(2021年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ワシントン 18日 ロイター] – 米民主党のペロシ下院議長は18日、2022年の北京冬季五輪を巡り、選手団以外の外交使節の参加を見送る「外交的ボイコット」を実施するよう呼び掛けた。

超党派の議会公聴会で「私が提案するのは、他の人からの提案と同様に外交的ボイコットだ」とし、世界の主要国は北京五輪への参加を控えるべきと主張。「現在行われているジェノサイド(民族大量虐殺)を踏まえると各国首脳が中国に向かうのは実に疑問だ」と述べた。

一方、ジム・マクガバン下院議員(民主党)は「パンデミック(世界的大流行)を受けて五輪開催を1年延期できるのなら、ジェノサイドを理由に1年延期することは可能だ」と指摘。「これにより、国際オリンピック委員会(IOC)は開催地を政府による残虐行為が行われていない国に移転する時間を得ることができる」とし、開催地変更を訴えた。