【コペンハーゲンAFP時事】デンマークのフレデリクセン首相は2日、自国の情報機関が2012~14年、米国家安全保障局(NSA)によるドイツのメルケル首相ら欧州政治家へのスパイ活動に協力していたと報じられた問題について、同盟国とは「良好な対話を行っている」と述べ、火消しを図った。仏独首脳らがデンマークに説明を求める中、記者団に初めてコメントした。

米、デンマーク当局と協力か メルケル氏らへのスパイ活動―報道

 フレデリクセン氏は、問題に直接言及するのは避けつつ「仏独と関係改善の必要があると言うのが適切とは思わない」と表明。一般論として「同盟国に対する組織的な監視は行われるべきではない」と口を濁した。