[ベルリン 25日 ロイター] – ドイツの新型コロナウイルス感染による死者が25日、10万人を突破した。新規感染者は急増しており、次期政権の難題になりそうだ。

ロベルト・コッホ研究所のデータによると、パンデミック(世界的大流行)発生以来の累計死者数は10万0119人となり、この日発表された新規感染者数も過去最高の7万5961人を記録した。

24日に連立樹立を発表した次期政権は、日々の感染状況を評価する専門家チームを設置すると明らかにした。

与党の一角を占める緑の党のベーアボック共同党首は、新政権が10日間でさらなる制限措置の必要性を判断すると述べた。

ドイツはワクチン接種率が68.1%と、ポルトガル、スペイン、フランスなどの欧州諸国に比べて大きく遅れているため、ショルツ次期首相はワクチン接種を強化する方針を掲げ、接種義務化も否定していない。