【ニューヨーク、フランクフルト時事】新型コロナウイルスワクチンを開発した製薬各社が、南アフリカなどで確認された新たな変異株(オミクロン株)へのワクチンの有効性確認を急いでいる。米ファイザーと独ビオンテックは26日、2週間以内に試験データを集めて改良の要否を判断し、必要な場合は100日以内に出荷できると明らかにした。

新変異株を「懸念」指定 オミクロン、再感染の恐れ―WHO

 ビオンテックの広報担当者は、必要性が確認された場合、6週間以内に改良できると説明した。一方、米モデルナは、突然変異に備えた研究に着手していると表明。数週間以内に新変異株に関するデータを得られる見通しだ。米メディアによると、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も有効性のテストを始めた。