【北京時事】中国南部・広西チワン族自治区で中国東方航空の旅客機が墜落した事故で、航空当局は26日、記者会見し、乗客乗員132人について「全員が犠牲になった」と明らかにした。航空管制レーダーの記録や現場の残骸調査などから結論付けた。DNA鑑定で120人の身元を確認したといい、引き続き調査を続ける。

 会見では犠牲者に黙とうをささげた。事故は21日午後に発生。これまでに機体の一部や搭乗者の所持品などが見つかっていた。原因解明につながるブラックボックスのうち、当局は操縦室内の音声を録音したボイスレコーダーを発見し分析を急いでいるが、飛行情報を記録したフライトレコーダーはまだ見つかっていない。