[17日 ロイター] – 米国防総省は、米実業家イーロン・マスク氏の米宇宙開発企業スペースXの人工衛星に基づくインターネット接続サービス「スターリンク」に対する資金提供を検討している。米政治専門サイトのポリティコが17日、当局者2人の話として報じた。

スターリンクはロシアによる軍事侵攻で被害を受けたウクライナの通信復旧に貢献。ポリティコは、資金は国防総省の「ウクライナ安全保障支援構想」から拠出される可能性が高いと報じている。

この報道について国防総省報道官は、安全保障支援について発表前に憶測に基づき語ることはないと述べた。

これとは別に英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は複数の関係筋の話として、欧州連合(EU)がスターリンクへの資金提供を検討していると報じている。

マスク氏は14日、スターリンクを永遠に無償提供することはできないと発言。しかし15日にはこれを撤回し、ウクライナへの無償提供を続ける考えを明らかにしていた。