[アブジャ 8日 ロイター] – ナイジェリアの軍幹部は8日の記者会見で、同国北東部で少なくとも2013年から軍が女性や少女に対する組織的な非合法の堕胎行為にひそかに従事していたとの7日のロイター報道を否定し、事実ではない以上、軍は調査しないと語った。

ロイターは多くの目撃証言や閲覧文書を基に、少なくとも1万人がこうした堕胎をさせられていたと報道。多くは同国のイスラム過激派「ボコ・ハラム」などに誘拐され性的暴行を受けて妊娠した女性や少女だったと伝えた。

ロイターの報道を受け、国際人権団体アムネスティはナイジェリア当局に調査と処罰、被害者への補償を要求。米英の議員らも自国政府に対し、ナイジェリアに詳細情報を求めるよう訴えている。

軍幹部は16年に問題の北東部で任務に当たっていたが、会見では報道のようなことは起きていないし、見たこともないと主張した。

来年2月に予定される大統領選に立候補している元副大統領の報道官はロイターの取材に対し、元副大統領が当選すれば新政権はこの問題に取り組むことになると語った。