[パリ 31日 ロイター] – フランス各地で31日、政府の年金制度改革案に反対する大規模な抗議運動が行われた。内務省によると、全国で計127万2000人が抗議行動に参加した。首都パリでは計8万7000人がデモ行進を行った。

年金制度改革案は、支給開始年齢を62歳から64歳に引き上げることなどが盛り込まれている。マクロン大統領は年金制度の存続に引き上げが「不可欠」だとしているが、世論調査では支給開始年齢引き上げ反対派が過半数を占めており、風当たりが強まっている。