[ソウル 16日 ロイター] – 韓国検察は16日、最大野党「共に民主党」の李在明代表の逮捕状を請求した。城南市長時代の不動産開発を巡る便宜供与や収賄の疑惑を巡り捜査が行われていた。

李氏は、同市の開発公社に4895億ウォン(3億8200万ドル)の損失を与えた背任などの疑いが持たれている。

また、サッカークラブ城南FCの代表在任期間中に、違法な行政上の便宜供与の見返りに4社に133億ウォンの後援金を要求したとされている。

李氏は2010年から18年にかけて城南市の市長を務め、現在は国会議員。国会は野党が多数を占めており、逮捕同意案は否決される可能性が高い。

共に民主党は検察の動きについて「野党を無力化し大統領の政敵を排除するための前代未聞の暴挙」と非難している。