[北京 16日 ロイター] – 中国の習近平国家主席とイランのライシ大統領は16日、イランの核開発計画を巡って停滞している国際合意に不可欠だとして、同国に対する制裁を解除するよう呼びかけた。

3日間にわたるライシ氏の中国公式訪問の最終日に共同声明を発表。両首脳は2015年のイラン核合意の履行を求め、「完全かつ効果的な履行を促進するため、検証可能な形で関連する全ての制裁を全面解除すべき」と述べた。

両国は、制裁の解除とイランの経済的利益の確保が合意の重要な要素であることを強調。さらに「外部勢力によるイランへの内政干渉やイランの安全と安定を損なうことに中国は断固反対する」とした。

習氏はライシ氏の招待を受け入れ、適切な時期にイランを訪問する。

両首脳はこのほか、電子商取引や農業の促進を含むいくつかのイニシアチブを策定した。