ベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏=1月5日、ミンスク(AFP時事)
ベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏=1月5日、ミンスク(AFP時事)

 昨年のノーベル平和賞を受賞したベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏(60)に対し、首都ミンスクの裁判所は3日、禁錮10年(求刑同12年)の判決を言い渡した。「欧州最後の独裁者」の異名を取るルカシェンコ大統領が一方的に当選を宣言した2020年夏の大統領選を巡り、大規模な抗議デモを資金面で支えたとして罪に問われた。

「あすはわが身」沈黙破る旧ソ連圏 思惑裏腹、ロシア求心力低下―ウクライナ侵攻1年

 ビャリャツキ氏は人権団体「ビャスナ(春)」の創設者。逮捕されたビャスナの同僚ら2人も一緒に審理され、それぞれ禁錮9年と同7年を言い渡された。国外に逃れている別の1人は、被告人不在のまま禁錮8年の判決が下された。