[北京 5日 ロイター] – 中国の李克強首相は5日、全国人民代表大会(全人代)の政府活動報告で、台湾との関係の平和的な発展を促進し、中国の「平和的統一」のプロセスを進めるべきとする一方、台湾独立の動きに対しては断固とした措置を取って反対していく姿勢を改めて示した。

中国はここ3年ほどの間に台湾周辺で軍事活動を活発化させており、昨年8月にはペロシ米下院議長(当時)の訪台に反発し軍事演習を実施している。

李首相は「一つの中国」の原則堅持を強調。

政府は「台湾問題の解決」に向けたわが党の方針を実行するとともに、「台湾の独立に反対し、統一を促進するための断固とした措置を取る」べきとした上で、「両岸関係の平和的発展を促進し、中国の平和的統一のプロセスを進めるべきだ」と語った。