[シミバレー(米カリフォルニア州) 5日 ロイター] – 米共和党のデサンティス・フロリダ州知事は5日、民主党の牙城とされるカリフォルニア州で演説を行い、民主党の政策を批判し、リベラル派への攻撃を強めた。

デサンティス氏は現時点で2024年大統領選に出馬表明していないが、トランプ氏を最も脅かす存在になるとみられており、トランプ氏は同氏への批判を強めている。

ロサンゼルス郊外にあるロナルド・レーガン大統領図書館での演説でデサンティス氏は、民主党の税制方針や新型コロナワクチンの義務化を批判した。

また、民主党の州知事や指導部が「ウオーク(woke)思考のウイルス」に感染していると指摘。この言葉は、右派が「社会正義に目覚めた」と左派系をやゆしたりする文脈で使われる。

デサンティス氏は、性的少数者に関するフロリダ州政府の政策に反対したウォルト・ディズニーに優遇措置廃止で対抗しており、この日はディズニーの「企業王国」終焉に言及し、カリフォルニア州でも変化を起こすことを示唆した。

大統領選の共和党候補指名争いを巡っては、ペンス前副大統領やポンペオ前国務長官の立候補も取り沙汰されている。ヘイリー元国連大使は既に指名争いに正式に名乗りを上げている。