[ソウル 22日 ロイター] – 韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が22日に複数の巡航ミサイルを東岸沖に向けて発射したと発表した。

ミサイルは同日午前10時15分ごろ北朝鮮東部の咸鏡南道から発射されたとしている。発射されたミサイルの数や種類については明らかにされていない。

韓国軍は厳戒態勢を敷いており、韓国と米国の情報当局がミサイルの詳細を分析していると説明。 強固な防衛態勢の下で計画通り合同軍事演習「フリーダムシールド」を成功裏に終了させるとした。

米韓両軍は11日間の日程で同演習を行っており、23日に終了する予定。

北朝鮮は米韓の軍事演習を同国に対する侵略の準備だと強く非難してきた。

韓国の聯合ニュースは、22日に発射されたミサイルは戦略巡航ミサイルが含まれる可能性があると報じた。北朝鮮が前回同ミサイルを発射したのは12日で、潜水艦から2発を発射したという。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は22日、北朝鮮の外務省当局者が核兵器放棄に関する圧力は宣戦布告に等しいと述べたと報じた。

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は20日、北朝鮮は「完全で検証可能かつ不可逆的な方法で、違法な大量破壊兵器と弾道ミサイル計画を放棄する時だ」と述べていた。