[パリ 16日 ロイター] – 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は16日、訪問先のパリで開かれた会議で、同社は完全自動運転車の開発が近く完了すると説明、完全な自律性はテスラの市場価値の「けん引役」になると述べた。

テスラは時価総額が約8000億ドルと世界最大の自動車メーカーだが、マスク氏の完全自動運転機能を実現する目標は何年も達成できていない。

同氏は「前にも言ったが、完全な自律性の問題は近いうちに解決できる」と述べた。

マスク氏はこの日、マクロン仏大統領と面会した。2人が会うのはこの1カ月余りで2回目。フランス当局者は、マスク氏が欧州における次のギガファクトリーの建設地にフランスを選択するよう説得できると期待している。

テスラは「フルセルフドライビング」ソフトウエアで車両は完全な自動運転とはならず、運転者の監視が必要だとしている。