トランプ前米大統領=13日、米中西部アイオワ州コーラルビル(AFP時事)
トランプ前米大統領=13日、米中西部アイオワ州コーラルビル(AFP時事)

 【ワシントン時事】2024年の米大統領選に向けた野党・共和党の候補を決める州レベルの選考開始まで、15日で1カ月。支持率で独走するトランプ前大統領(77)が、資金調達でも圧倒的な強さを見せている。民主党の指名が確実視されるバイデン大統領(81)にも、金額でリードしている。

「トランプ氏が出なければ私も…」 バイデン氏、発言が波紋―米大統領選

 連邦選挙委員会によると、トランプ氏の政治団体に対する23年1~9月の献金額は合計で約5669万ドル(約80億円)。デサンティス・フロリダ州知事(45)の約3164万ドル(約45億円)、ヘイリー元国連大使(51)の約1870万ドル(約27億円)を大きく上回った。

 バイデン氏は同期間で、約4465万ドル(約63億円)だった。

 米メディアによれば、トランプ氏の資金は約95%が小口献金で、持続的な「草の根の強さ」を示している。これに対しデサンティス氏は40%以上、ヘイリー氏は30%以上が上限額(3300ドル=約47万円)の献金者という。

 大統領選で各陣営は、候補者への直接の献金とは別に、企業や労働組合、一般市民のグループなどが設立して広く資金を募る「PAC(政治活動委員会)」などと連携している。20年の大統領選などを巡り起訴されたトランプ氏は、自身の訴訟費用をPACの資金で賄っており、公判が本格化すると資金繰りに苦しむとの見方もある。

 共和党の候補者選考で初戦となる中西部アイオワ州の党員集会は、24年1月15日に行われる。勝者はメディアの注目を集め、資金面でより多くの支援を期待できることから、各候補は同州を足しげく訪問。米メディアによると、デサンティス氏は5月以降に同州の99郡全てに足を運び、ヘイリー氏も30回以上、トランプ氏は9月から11回訪れた。