▽ラトニック商務長官、米中が関税巡り最終的な理解取りまとめ<bloomberg日本語版>2025年6月27日 5:50 JST
Tyler Clifford
- 中国がレアアース供給なら米国は対抗措置を撤廃
- 「合意は2日前に署名され、正式に成立した」とラトニック氏
ラトニック米商務長官は26日、米国と中国が先月スイスのジュネーブで合意に達した関税などに関する貿易合意について、最終的な理解の取りまとめに至ったと話した。
ラトニック氏は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「その合意は2日前に署名され、正式に成立した」と述べた。
ラトニック氏によると、中国が米国にレアアース(希土類)を供給すれば、米国は中国へのエタン輸出規制を含む対抗措置を撤廃する。2日前に署名された中国との合意には、同国が米国にレアアースを供給することに関する文言が含まれているという。
トランプ大統領はこれに先立ち、中国との間で合意に署名したと発言。ただ、その二国間合意の正確な性質については詳細を示していなかった。
トランプ氏はホワイトハウスのイベントで、現在進行中の貿易交渉に関して話している際にこうした発言を行った。
トランプ氏と中国の習近平国家主席は5日の電話会談で、両国がさらに貿易協議を実施することで合意した。争点である中国のレアアース輸出規制を巡っては整理がついたとの見解をトランプ氏は示した。
原題:US, China Have Finalized Tariff Understanding, Lutnick Says、US to Lift China Trade Limits Once Rare Earths Sent: Lutnick(抜粋)
▽トランプ氏、中国と通商巡り「合意に署名」 内容明らかにせず<ロイター日本語版>2025年6月27日午前 6:02 GMT+9

[ワシントン 26日 ロイター] – トランプ米大統領は26日、米政府は中国と貿易に関する合意に25日に署名したと述べた。ただ、具体的な内容については明らかにしなかった。
また、インドとの合意署名も近いと示唆した。
関連情報
▽米上乗せ関税、7月9日期限は重要でない-延長もあると大統領報道官<bloomberg日本語版>2025年6月27日 6:55 JST
- 各国が合意案を提示しない場合、トランプ氏が自ら税率を設定する
- 期限延長の可能性はあるが、トランプ氏が判断することだ-報道官
米ホワイトハウスのレビット報道官は、上乗せ関税の一時停止措置が終了する7月9日の期限は「重要でない」と記者会見で語った。各国が合意案を提示しない場合、トランプ大統領が自ら税率を設定できるからだと説明した。
期限延長を巡る記者からの質問には、「延長の可能性はあるかもしれないが、それは大統領が判断することだ」と答えた。
関連記事:米セクター別関税を各国が警戒、トランプ政権との交渉で合意の障害に
原題:July 9 Trade Deal Deadline ‘Not Critical,’ White House Says、White House Press Secretary Karoline Leavitt holds daily press briefing, sked FINAL(抜粋)
▽米セクター別関税を各国が警戒、トランプ政権との交渉で合意の障害に<ロイター日本語版>2025年6月27日 5:19 JST